通勤手段として車を選ぶメリットは、なんといっても「自由」ということに尽きる。電車やバスのように時刻表に合わせる必要もないので出発する時間は自由であるし、飲食も喫煙も自由に行え、温度設定や音楽といった車内環境も自由に決められるのだ。

他にも自由に寄り道できたり、その日の気分で経路を変えたりも自由にできる。この自由こそが車通勤の最大のメリットと言える。

その他のメリットとしては、満員の電車やバスに乗らなくてもいい点が挙げられる。満員電車のストレスにさらされることもなく、とりわけ昨今では新型コロナウイルスの感染対策として車通勤は有効であり、そういった面では健康的だとも言える。

雨の日も濡れる心配がなく、荷物が多くても車通勤なら特に問題なく通勤できる点も車通勤ならではのメリットである。

逆に車が通勤手段であることのデメリットとして挙げられるのは、「自分でやる責任」がつきまとうことである。どんなに疲れていても責任もって安全運転しなければならないし、電車やバスと違って眠っていても目的地に着くことはないので自分で運転する必要がある。

移動を人任せに一切できない点は、特に疲れている日などはつらく感じるものである。他にも交通事故にあうリスクも無視できるものではない。

また、その事故に備えた保険料や車のメンテナンス費や駐車場代などの維持費といった費用がかかるのもデメリットだ。このようなメリット・デメリットを比較して、自分に合った通勤手段を賢く選びたいものである。